デッサンを練習したいと思ったとき、何を描けばいいか迷うこともあると思います。
描きなれてくれば、自分の描いてみたいものをどんどん描いていくのも良いと思いますが、
始めたての時期は、デッサンの基礎を学びやすいモチーフがおすすめです。
初心者に取り組みやすいモチーフというのは、決して簡単なモチーフということではありません。
ある程度描けるようになってからも、描きごたえのある奥深いモチーフです。
はじめたてのときに、デッサンで描くのがおすすめのモチーフを紹介します。
デッサン初心者におすすめのモチーフ
・立方体、球体、円柱
基本形になりますが、この3つをしっかりと描けることはとても重要です。
実際のモチーフを見ないで、予備校のサイトやネット検索で出てくるお手本を見て写すのも効果的です。
構造、明暗、奥行をどのように描いているか理解することで、
別のモチーフを描くときに基本形に置き換えて構造、明暗、奥行を考えたりできます。
・リンゴ
デッサンでよく描かれるモチーフです。
まるっとした構造と模様があり、練習となる要素を持っています。
複雑すぎない形で、初心者にも取り組みやすいモチーフですが、
表面のツヤや色味もあるため、上級者もなかなか苦労するモチーフです。
初めのうちは、基本形の球体を参考にリンゴの構造と明暗のつき方を意識して描いてみるのがおすすめです
・ワイン瓶
ワイン瓶もよく描かれるモチーフです。
円柱の構造と瓶の映りこみ、ラベルの文字などが主なポイントです。
とくに円柱の構造を描くときは底辺の楕円をしっかりと描けるかがポイントになります。
・手
細かい皴があり、難しいモチーフですが、早い段階で挑戦してみても良いモチーフだと思います。
指の部分は円柱の構造を活用しながら、手全体の陰影を意識していきましょう。
・顔
顔は、目、鼻、口などパーツの位置が合わないと似た印象になりません。
似顔絵のように特徴を描く描き方もありますが、デッサンの練習という意味では、
各パーツの位置を測りながら正しい位置に描いていくことで自然と印象が似てくるといった感じがよいでしょう。
似てないなと感じたら、各パーツの距離や比率をはかって修正するトレーニングをしてみてください。
実際の人の顔を見て描くのも良いですが、難しければ写真をみて描くのもよいでしょう。
まとめ
まずは、基本形の描き方を理解することで、基本形を利用しながら描くことができます。
はじめのうちは、お手本などもよく観察しながら、どうしたら画面でリアルに見えるかを考えて練習すると効率的です。
お手本と比較することは大切ですが、必要以上に他人と比較することなく、
これまで描いた自分の絵と比較しながらより良く描く意識を持つことも大切かとおもいます。
なれてきたら、自分の好きなものや描きたいものも、どんどん挑戦していくと良いですね。
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